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HIV感染症(エイズ):免疫力が低下し多くの病気に罹りやすくなります

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染して起こる病気が「HIV感染症」ですが、感染初期に発熱や倦怠感といった風邪のような症状が短期間出るだけで、約10年間は潜伏期間となっており、症状が現れません。しかし、体内ではウイルスが免疫系を破壊しながら増殖を続けているため、体の抵抗力は低下の一途を辿っていきます。

感染後10年ほど経つと、免疫力がほとんど失われるため、様々な病気に感染しやすくなり、カリニ肺炎やカポジ肉腫などを発病します。これらの病気を発病する状態がエイズです。

血液製剤による薬害エイズ事件や、同性愛者の病気というイメージが強いため、自分は関係ないと思う方も少なくないようですが、世界のHIV感染者の70%異常は、異性間のセックスで感染しています。ウイルス自体の感染力は微々たるものですので、キスや唾液、タオル等の共有でうつることはまずありませんが、無防備なセックス1回でHIVがうつる確率は0.1~1%とされています。

肛門や口腔内の粘膜は傷がつきやすく、体液や血液が触れることでウイルスが侵入するので、アナルセックスやオーラルセックスを行う人は感染リスクが高まります。性器クラミジア感染症などの他のSTDに感染している人も、粘膜が既に炎症を起こしたり、潰瘍ができるなどして、健康な人に比べてHIVに感染する危険性が著しく上昇します。

HIVの感染の有無は血液中の抗体の有無を調べることで判明しますが、ウイルスに感染してから抗体ができるまで最大で3ヶ月ほどの時間がかかるため、セックス後数日に不安を感じたからといって、検査を受けても「陰性」となり、感染の有無は判断できません。

HIVの検査は各自治体の保健所で無料・匿名で受けることができます。検査結果が判明するまで2週間かかりますが、最近は即日結果が判明する迅速検査が可能な保健所もあります。陽性の場合は確認検査が行われます。