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医師の指示を守って服用を続けないと薬剤耐性菌が出現するリスクがあります

感染症の原因となる微生物の発育を阻害したり、死滅させることを目的として、微生物から作られた化学物質が抗生物質です。さまざまな種類があり、抗生物質から作られた薬を抗生剤と言い、抗菌薬とも呼ばれています。

抗生物質は最近の繁殖を抑えるのには効果的ですが、ウイルスには効果がありません。しかし、ウイルス感染の場合でも、弱った臓器に細菌が感染することがあるため、抗生物質が処方される場合もあります。

子供に投与される場合、薬の強い作用や抵抗力が弱まってしまうのではと心配したりすることがあるかもしれませんが、医師の指示の元に使う分には問題ありません。

抗生物質はそれぞれ特定の細菌にしか効果を持ちません。このため、医師はまず細菌が何かを想定してから、それに合う薬を選んで治療にあたります。

病気の原因となる細菌を殺す抗生物質は、医薬品のなかでも使用頻度の高いものです。イギリスの医師フレミングが黄色ブドウ球菌の培養皿にカビが混ざり、周囲の菌が死んでいるのに気づき、含まれる物質をペニシリンと命名したのは有名な話です。

その後、感染症への劇的な効果がわかって発見競争となり、1944年に土壌中の放線菌から初の結核治療薬であるストレプトマイシンが見つかるなど、様々な抗生物質が登場しました。

抗生物質とは、微生物が作る抗菌物質を言います。しかしキノロン系など化学合薬もあり、全体を抗菌薬と呼ぶことが医学会では一般的になっています。実は合成薬の方が歴史的には長く、1935年にはサルファ剤(開発に大きく貢献したドイツのドーマクはノーベル医学賞を受賞)が開発されています。

医療用の医薬品として使用されたいた成分を、医師による処方箋がなくても買えるようにOTC医薬品に転用(スイッチ)したものをスイッチOTCといいます。臨床現場で長年使用されてきた実績により安全性が担保されているうえ、効果にも実績があることから近年その市場は大きく伸びてきています。

スイッチOTCの一番のメリットはその利便性にあります。忙しくて平日に病院へ行く時間のない人や、通院したくない人が手軽に買うことができます。例えば膣内のカンジダ菌が増殖して痒みなどの症状を引き起こすカンジダ。女性の5人に1人が経験したことのある病気です。そのうち半数が再発するといわれていますが、診察に抵抗のある女性も多く、通院を避けて放置してしまうケースも少なくありません。

イソコナゾール硝酸塩は医療用の膣カンジダ治療薬として使われている成分ですが、2007年にOTC用に転用。再発治療用の一般医薬品として、ロート製薬の「メンソレータム フレディCC膣錠」や大正製薬の「メディトリート」などが発売されました。それにより、膣カンジダの市場は1年で2倍に拡大。女性用頻尿役や水虫薬、脱毛症薬も同様の理由で指示されています。